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編曲について

前回は変奏曲について触れてみましたが、今回は編曲について触れていきたいと思います。

ということで、おすすめの楽曲の種類第2弾、編曲です!

まず編曲とはどういうことか…
本来作曲された形から別の演奏形態に書き改めることを編曲するといいます。
私自身も、TBS「 再現出来たら100万円 ! THE神業チャレンジ」のピアノ企画で目隠し用に編曲をしたり、演奏会で動物の謝肉祭の数曲をチェロとピアノのアンサンブル用に編曲をしました。

変奏曲と共通して元の形があるので、今回もその変化を楽しんで欲しいですね。

編曲にも色々なパターンがありますが、第一に思い浮かぶパターンは、「大編成」から「小編成」の編曲かと思います。有名な編曲で、リストによるベートーヴェンの交響曲のピアノソロによる編曲があります。実はワーグナーもベートーヴェンの交響曲のピアノソロによる編曲をしています。私は実際に大学院の修士論文で、ベートーヴェン《交響曲第9番》、リスト編曲版についての研究をワーグナー編曲版との比較を通して、執筆しました。リストとワーグナーでそれぞれ扱っている楽器のパートに違いがあります。

このパターンとは逆でピアノ独奏に作られた曲をオーケストラに編曲しているパターンもあります。そのパターンで有名な楽曲はやはり組曲「展覧会の絵」ではないでしょうか。元々はムソルグスキーがピアノ組曲として作曲しました。それをラヴェルが管弦楽のために編曲しました。さすが「管弦楽の魔術師」ですね。。。

クラシックの曲ではどの楽器がどのパートを扱っているかなど、意識して聴いてみるといいですね。

今はピアノ系YouTuberの方もポピュラーな曲をストリートピアノなどで色んなふうに弾かれていますよね。あれも即興。。。編曲のひとつなのです。このひとの好き!など見つけてみてもいいかもしれません。

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